2016年4月13日水曜日

市史粉塵 その2・谷ガールに先達あり






 
 前回の谷ガール、出たばかりの市史だより特集「四十八渓ウォーク」をネタに、どうだ!と言わんばかりの得意顔をしてしまいました。今回は、恥ずかしながらちょっとだけ「ごめんなさい」です。

 先日、博物館の事務室で資料のコピーをしながらちらりと横を見たら、いきなり「四八の谷」の文字が目に飛び込んできました。それはコピー機の横に座っている電話交換のスタッフが見ていた情報誌で、そこには、「四八の谷と勤王派」の見出しが……。思わず、「ちょ、ちょっと何それ?」と叫んでしまったのですよ。

 情報誌の名は『福博歴史探訪~福岡市観光案内ボランティアと巡る福岡・博多のまち~』、旅情報誌「遊人」別冊、2014年保存版となっています。




 ちなみに当館のスタッフは、受付や電話交換などの仕事の合間に、情報誌や図録を通して情報を仕入れ、お客様のお相手にそなえているのです。おかげで気がついてよかった!

 『福博歴史探訪』で「四八の谷」とくれば、これはもう間違いなく四十八渓のことでしょう。
 「南公園から続くこの一体(大休山)には四八もの谷があるといわれ、今も御所ヶ谷や風切谷等の地名や呼び方が残っています。」



 はい、今なら私もよく承知しております。先達さんがいらっしゃるとは知らず、失礼いたしました(ライターさんを案内された福岡市観光案内ボランティア協会のガイドさんのお名前も記されていました)。

  この保存版は「黒田家ゆかりの地巡り」という特集になっています。2014年といえば官兵衛ブームのさなか。当館の特別展にも大勢のお客様が来て下さいました。別に浮かれていたわけではありませんが、この記事に気がつかなかったとは!

 とりあえず、恐るべし!ボランティアガイドさんということで、今回の「ごめんなさい」でした。

※「福博歴史探訪」は、こちらからご覧いただけます。
http://lb.ebpark.jp/upload/book_data/O01320/HTML5/pc.html#/page/1